【巨人】寺内、戦力外…堅守でV3貢献も故障で今季出場なし「続けたい気持ちある」

スポーツ報知
巨人から戦力外通告を受けた寺内

 プロ野球の戦力外第1次通告期間が1日、始まった。クライマックスシリーズ(CS)開幕前日の12日までで第2次はCS全日程終了の翌日から原則として日本シリーズ終了翌日まで。巨人は寺内崇幸内野手(35)らに来季の契約を結ばないことを通知したと発表した。

 寺内は鉄壁の守備力を武器に12年~14年のリーグ3連覇に貢献したが、今季は度重なる故障にも悩まされて1軍出場なし。「体はまだまだ動くので続けたいという気持ちもありますが、まだ言われたばかりなので、今後についてはじっくり考えたい」と話した。

 有事に備えて10年オフには「第3捕手」としての練習に打ち込んだことがあったほか、“エースキラー”としても活躍。13年10月17日のCS最終ステージ第2戦(東京D)では、広島・前田健から決勝3ラン。同年10月27日の日本シリーズ第2戦(Kスタ宮城)では、レギュラーシーズン24勝0敗の田中からシリーズ初アーチをたたき込むなど、意外性のある打撃も持ち味だった。

 また、青山誠外野手(26)も戦力外通告を受けた。青山は13年の育成ドラフト1位で入団。17年7月に支配下登録を勝ち取ったが、1軍出場機会はなかった。

 ◆寺内 崇幸(てらうち・たかゆき)1983年5月27日、栃木市生まれ。35歳。栃木工からJR東日本を経て、2006年大学・社会人ドラフト6巡目で巨人入団。同年のインターコンチネンタル杯日本代表。1軍通算670試合で打率2割1分8厘、5本塁打、39打点。177センチ、73キロ。右投右打。

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