【巨人】引退の西村健太朗「悔いはないです」今後は未定も「恩返しを」

スポーツ報知
引退会見で花束を手にする西村(カメラ・森田 俊弥)

 巨人の西村健太朗投手(33)が3日、都内の球団事務所で会見を行い、今季限りでの現役引退を表明した。7月の2軍戦中に肩を脱臼。シーズン半分以上をリハビリで過ごし、プロ15年目で初めて1軍登板なし。「優勝させていただきましたし、タイトルもとらせていただいた。悔いはないです」と言い切った。

 小谷2軍投手コーチから教わったシュートを武器にブルペンを支えた。通算470登板。13年には球団新記録の42セーブを挙げ、タイトルも獲得。同年、山口鉄、マシソンと1アウトずつの継投で胴上げ投手となった試合が一番印象的な試合だったという。「ファンの歓声が後押しになった」と振り返った。

 巨人愛を貫いた右腕。バトンは後輩たちに託した。「同じ広島出身の田口は今年苦しんだが、来年は(菅野)智之と軸になって頑張ってほしい。若手のリリーフはこのチャンスをものにして、来年は勝ちパターンに入ってほしい」。今後については未定としたが、「高校を卒業して15年間ジャイアンツにお世話になったので、恩返しがしたい」。常勝巨人を支えた男がまた一人、ユニホームを脱いだ。

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