【巨人】長野、頼むぞ!劇弾フィナーレ…CSへ9日、今季最終・阪神戦

スポーツ報知
2011年10月の試合でサヨナラ満塁弾を放ち原監督と抱き合った長野

 巨人の長野久義外野手(33)が、劇的フィナーレを演出する。今季最終戦は9日の阪神戦(甲子園)。「最終戦? 3日間空きますからね。しっかり準備して臨みたいです」。4日の広島戦(マツダ)では8回に阿部と連弾をたたき込み、チームも4―0で快勝した。4位のDeNAとは1差だが、DeNAが残り4試合に対して、巨人は9日の阪神戦を残すのみ。最終戦に勝利することで、CS進出の可能性は高まる。

 ラストゲームといえば、長野の見せ場だ。15年、ヤクルトとの最終戦(東京D)でも勝利につながる3ランを放ったが、最も衝撃的だったのが11年の横浜戦だろう。残り1試合で打率リーグトップに立っていたため、最終戦はベンチスタート。1点を追う9回無死満塁から代打で登場すると、右越えにサヨナラ弾をたたき込んだ。「勝負強い矢野さん(今季限りで日本ハムを引退)の代打だったので、めっちゃ足が震えました」。首位打者を決定づける一打になっただけでなく、内海に最多勝を決める18勝目をプレゼントした。

 高橋監督の今季限りでの辞任が決まったが、「なんとしてもCSに出て、1試合でも多くやりたい」と長野。最終戦前に3位が確定することに越したことはないが、仮にもつれたとしても、この男がドラマチックに決めるだろう。

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