【巨人】坂本、平常心+「熱い気持ち」

スポーツ報知
笑顔を見せる坂本勇

 巨人の坂本勇人内野手(29)が8日、阪神戦での必勝を誓った。甲子園の室内練習場で行われた全体練習を終えると、主将は「勝って決めるのが一番いい。集中してやるだけです」とうなずいた。

 2年ぶりのCS進出がかかる大一番ではあるが「毎試合、毎試合(勝ちたいと)思っているので、何も変わらない。特別大事な試合でも、気持ちの変化があってはダメ」と強調。その上で「平常心で、熱い気持ちを持ちながらやりたい」。冷静さと情熱を兼ね備えたプレーを見せ、チームを鼓舞する覚悟だ。

 今季は7月中旬に発症した左脇腹肉離れで1か月半、戦線を離脱。その期間以外はコンスタントに成績を残し、現在打率はリーグ2位の3割4分2厘と1番打者としての役割を全うしている。

 9日の最終戦で5打数5安打なら、現在打率リーグトップの中日・ビシエド(打率3割4分9厘0毛)を抜いて、打率3割4分9厘2毛となる。2年ぶりの首位打者獲得のチャンスをわずかに残している。「さすがに厳しいと思いますよ」と苦笑いしたが、ここ4試合は全試合でマルチ安打をマークするなど打率5割7分9厘、3本塁打、5打点と絶好調。大黒柱が、チームの2年ぶりのCSを決める活躍を見せる。(後藤 亮太)

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