【巨人】由伸監督の執念采配、小林スクイズに畠を前倒し投入「本当にいい試合だった」

2018年10月10日6時0分  スポーツ報知
  • 最終戦に勝利し、観客の声援に帽子を振って応える高橋監督(カメラ・中島 傑)

 ◆阪神4―9巨人(9日・甲子園)

 割れんばかりの「由伸」コールが鳴り響いた。別れを惜しむG党が、何度も何度も声を張り上げた。横断幕には「由伸ありがとう」「ここから日本一だ!」―。左翼付近まで歩み寄っての、シーズン最終戦のあいさつ。甲子園ではラスト采配となり、指揮官は帽子を取って頭を下げた。CSからの逆襲―。ファンの願いはそこに切り替わった。

 「みんなで何とか、今日の1戦を勝って、クライマックスに行くんだ、という気持ちが前面に出ていた。本当にいい試合だった」

 大一番―。由伸監督は「ベンチにいる全員で戦う」と臨んだ。1点を勝ち越した7回、1死一、三塁では1ボールから小林にスクイズのサイン。これが見事に決まった。直前の6回には、その小林の悪送球により同点とされ「ミスはしてくれない方がいいんだけどね。取り返したわけじゃないけど、必死に食らい付いてくれた」と拍手した。

 5点リードの9回には、菅野を送り込んだ。4日後の13日にはヤクルトとのCS初戦(神宮)が待つ。進出をほぼ決定づけての場面も、「最後は菅野で」と決めていた。「こういう展開なので、こちらが何とか行ってくれ、というところだった」。石橋を叩いて渡り、追いすがる阪神を完膚なきまでたたきのめした。

 すでに今季限りでの辞任を決めている。就任3年間でリーグ優勝を逃した責任を取ってのものだ。だが、ナインは「簡単には終わらせない。まだ、(由伸)監督とともに戦っていく」と口をそろえる。「1日でも長く」を合言葉に、この試合に向かっていた。

 亀井に代わってスタメンの陽が3安打2打点で応え、6回途中からの畠、そして7回から2回無失点の山口俊と、ともに前倒し登板に応えた。「本当にみんな勝負強く、本当によくがんばってくれた」。会見では終始、選手をたたえ、何度もうなずいた。由伸巨人が、最終盤にきて勢いを増してきた。(水井 基博)

ニュース 順位表スコア速報
注目トピック