【巨人】岡本、侍初選出!CS突破→日本一→メジャー撃破だ

スポーツ報知
新神戸から帰京した岡本

 侍ジャパンは10日、日米野球(11月9日開幕)に出場する28選手を発表し、3割30本塁打100打点を達成した巨人の岡本和真内野手(22)が初のトップチーム入りを果たした。岡本は「どれだけ通用するか楽しみ」と、13日から始まるCS突破、日本一に続いてメジャー撃破に意欲を示した。

 鼓動が高鳴らないはずがない。岡本にとっては、プロ入り後初めての侍ジャパン。巨人の若き大砲は「驚きましたが、選んでいただいて光栄です」と背筋を伸ばしつつ、「MLBの投手と対戦できるのは楽しみです。今の自分の力がどんなものなのか。どれだけ通用するのか試してみたいです」と目を輝かせた。

 メジャーリーガー相手に腕試ししたい気持ちも当然だろう。今季はチームで唯一、全試合に出場。シーズン途中からは4番を任され、最終となった9日の阪神戦(甲子園)では2打席連続アーチを放った。最後の最後で100打点に乗せる勝負強さを見せ、史上最年少での3割30本100打点を達成。タイトルには届かなかったが、大きく飛躍した一年の成果をぶつけるには、MLBの猛者たちはこれ以上ない相手だ。

 時間があればメジャーリーグの中継などはチェックしているといい、「アルテューベとか、コレア(ともにアストロズ)が好きです」と明かした。また、今春の宮崎キャンプでは、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜臨時コーチから「結果で一喜一憂せずに受け入れ、次に自分は何をするか、の繰り返し」という“ジーターの哲学”を紹介してもらい、重圧の中でシーズンを戦う上での心のよりどころとしてきた。直接対決となれば、得られるものはさらに増えるだろう。

 ともに日の丸を背負う仲間たちから受ける影響も大きいはずだ。シーズン中から助言をもらうなど親交のあるDeNA・筒香や、3度目のトリプル・スリーを達成したヤクルト・山田哲、47発でパのホームランキングを確実にしている西武・山川などスターぞろい。「プロ野球を代表する選手と一緒にプレーできるので、さらにレベルアップできるように頑張ります」と貪欲さものぞかせた。

 もちろん、その前に大仕事が残っている。「なんとかCSを勝ち抜いて、日本一までいけるように頑張りたいです」。最終戦を勝利に導き、2年ぶりのCS進出をたぐり寄せたが、まだ続きがある。“日本一のスラッガー”の称号を手にしてから、メジャー軍団に挑む。(尾形 圭亮)

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