【侍ジャパン】稲葉監督、初代表G岡本に期待「精神的にも強さを持っている」
スポーツ報知

侍ジャパンは10日、日米野球(11月9日開幕)に出場する28選手を発表し、3割30本塁打100打点を達成した巨人の岡本和真内野手(22)が初のトップチーム入りを果たした。侍ジャパンの稲葉篤紀監督(46)は、20年東京五輪レギュラー候補として期待を寄せた。
岡本への期待値を問われると、稲葉監督の口調は熱を帯びた。都内でメンバー発表会見に臨んだ指揮官は「今年1年、非常に成長した選手。自分の力を思い切って発揮してほしい」と巨人の主砲に夢を膨らませた。
今季は最年少で3割30発100打点を達成。侍ジャパンでも最年少と若い分、東京五輪までの2年弱での伸びしろも期待できる。「ジャイアンツの4番を任され、結果を残し、精神的にも強さを持っている」。五輪で必要とされるメンタルの強さも選出理由に挙げた。
一塁、三塁、左翼をこなす万能性も国際試合向きで、打順は柳田、筒香、山川らに次ぐ6番前後が有力。稲葉監督は「ジャイアンツで4番を打っているので(将来的に4番の)候補になれる可能性は十分にあると思うが、初めてのジャパンでまだプレッシャーをかけない方がいいのかな」と構想を語った。
「最強チームと対戦して、今の力がどこまで通用するか。その経験が五輪につながると意識してほしい」と代表選手にメッセージを送った指揮官。初のトップチームで国際試合への適性を見せれば、岡本は20年東京五輪のレギュラーに近づくことになる。(宮脇 央介)