【巨人】中川皓太、後半戦1軍フル帯同で奪三振率向上…初CSへ「思い切り」

2018年10月11日12時25分  スポーツ報知
  • 左のリリーフとして成長を遂げた中川

 巨人・中川皓太(こうた)投手(24)はプロ3年目の今季、左のリリーフとして自身最多の30試合に登板した。

 2月のキャンプから先発として開幕ローテの有力候補に挙げられ、首脳陣の期待が高かった。オープン戦で結果を残せず開幕直前に2軍落ち。それでも、斎藤投手総合コーチは中川のリリーフとしての適性に注目し、4月中旬に中継ぎとして今季初昇格した。5月下旬に登録抹消となったが、7月上旬に再昇格後は最後まで1軍にフル帯同。プロ初勝利や初ホールドも挙げ、貴重な経験を積んだ。

 シーズントータルの防御率は5・02だが、球宴を境に前半戦、後半戦に分けると、後半戦は19登板で防御率3・32。21回2/3を投げてほぼ投球回数と同じ21奪三振を記録し、奪三振率(9回換算の数)8・72をマークした。16イニングで10三振、奪三振率5・62の前半戦と比べて向上。7月に阿部の助言もあって腕の位置を下げ、スリークォーター気味にフォームを変えたことが好結果につながった。

 「まだまだですが思い切り腕が振れて、こっちのほうが自分に合っているのかなと思います」。140キロ台後半の直球、スライダーのキレが増し、空振りを奪う機会も増えた。サイドスローの田原とキャッチボールを繰り返し、体の使い方を聞くなど貪欲に動いた。

 オフのハワイ自主トレでお世話になったエース・菅野にも自ら聞きに行き、さまざまな助言をもらったという。「菅野さんには『自分が後悔しないように投げることが大事』ということを言われました。自分はいろいろ考えてしまうタイプなのですが、悔いの残らないように思い切り腕を振ろうと思って投げています」

 9月12日のヤクルト戦(東京D)では1―1同点の10回から登板。しびれる場面で1イニング3者連続三振を奪ってホールドを記録した。長年、絶対的な左のリリーフとしてブルペンを支えた山口鉄也投手が今季限りで引退。今後は現在1軍登録されている中川、池田、ファームで汗を流す戸根らが「ポスト・山口」の座を目指していく。

 広島・山陽高、東海大を経て15年のドラフト7位で入団して3年目。13日から始まるCSで登板機会があれば、中川にとって初のポストシーズン登板になる。「もし投げさせてもらえたら、全力で頑張ります」。大舞台でも思い切り、チームのために覚悟を決めて腕を振る。(片岡 優帆)

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