【巨人】菅野、メルセデスCSで今季チーム初の中4日先発解禁も…最終Sは田口も待機

スポーツ報知
CS突破に向けてキャッチボールで調整する菅野(カメラ・川口 浩)

 由伸巨人が先発フル稼働で日本一を目指す。今季レギュラーシーズンで一度もなかった「中4日先発」を解禁するプランが11日、浮上した。また、田口麗斗投手(23)が広島とのCS最終S(マツダ)の先発として準備することも決定。状況によって柔軟にローテを組んで立ち向かう。

 ヤクルトとのCS第1S(神宮)は13日の初戦から今村、菅野、メルセデスの順に先発する。9日の阪神戦(甲子園)で9回にリリーフ登板したエース・菅野は疲労を考慮し2戦目となった。2連勝で突破すれば、メルセデスはマツダの初戦に回ることができ、3戦目までもつれた場合、マツダ初戦の先発候補に田口が浮上。左腕は8日のフェニックス・リーグの中日戦で5回無失点と好投し、登板に備えている。

 最終Sまで勝ち進めば、広島にアドバンテージがあり、0勝1敗からのスタート。第1Sの結果によるため流動的ではあるが、田口とともに今季は広島戦未登板のヤングマンも「秘密兵器」として待機する。状況にもよるが、首脳陣は菅野とメルセデスの2枚看板の今季初となる中4日も視野に入れ、CSを勝ち抜くつもりだ。

 巨人が第1Sから最終Sまで戦うことになれば、15年以来3年ぶり。当時も阪神との第1S(東京D)をマイコラス、菅野、ポレダで突破。ヤクルトとの最終S(神宮)初戦に内海が先発した後は、2戦目からマイコラス、菅野、ポレダがいずれも中4日で先発した。

 今回、今村に関しては中4日の経験がないため慎重に判断するが、勝負所となれば、菅野とメルセデスは中4日で間隔を詰めて託す可能性も十分ある。

 昨年はレギュラーシーズン中から先発の中4日があったが、今年は斎藤投手総合コーチが投手への負担も考慮しながら慎重に運用。9日の最終戦に菅野が中4日でリリーフ登板したが、中4日での先発はチームとして今年一度もない。CSに入って解禁し、先手必勝の勝負をかける。

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