【巨人】先陣・メルセデスが広島えぐる!対左のカギは内角

スポーツ報知
投内連係練習中、マウンド横で並ぶ(左から)メルセデス、ヤングマン、田口

 投手陣が強気にカープ打線を攻める。初戦に先発するメルセデスはマツダでキャッチボールなどで調整し「広島は素晴らしいチーム。自分はチームが勝てるような投球をするだけです」と気合を入れた。

 今季は5勝4敗だが、セ・リーグでは広島相手に唯一、白星がない。被打率もセ・リーグ5球団でワーストの3割1分3厘。右打者にはカットボール気味に食い込む直球などが有効だが、田中、丸、野間、松山、西川、安部の左打者は29打数12安打の被打率4割1分4厘と苦戦していて「どう修正するべきか」と話す。

 チームも打ち込まれた。防御率5・24、42被本塁打はリーグ内ワーストで、特に丸には打率3割6分、8本塁打と打ち込まれ、斎藤投手総合コーチは「どれも外への甘い球を持っていかれている」と振り返り、内角攻めを指令した。

 ヤクルトとのCS第1S(神宮)の初戦では5回途中に今村から上原にスイッチ。最終Sでも早めの継投が予想されるだけに斎藤コーチは「いい打者に対しては普通に勝負してもダメ」と説明。全投手に内角をえぐり、ここぞでは外角を狙うなど左右の攻めをフル活用させ、難敵・赤ヘル打線を封じるつもりだ。

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