巨人・松原聖弥、恩師・川相昌弘氏に1軍での活躍誓う

スポーツ報知
松原聖弥

 20日放送のTBS系「バース・デイ」(土曜・後5時)では、巨人2軍で、1軍昇格を目指す松原聖弥(23)を特集した。

 今年、134安打のイースタン・リーグ記録を達成した松原。しかしアマチュア時代の経歴は、球団の中で1、2を争うほど低く、中・高で野球部に所属したがほとんど補欠。大学もプロ野球界では全く無名の明星大に進学した。

 しかし首都大リーグ2部で2年生の春季から5季連続ベストナインの活躍をみせ、2016年ドラフト会議では巨人が育成5位で獲得。17年に2軍昇格すると、台湾で開催されたアジアウインターベースボールリーグにNPBイースタン選抜として出場。打率3割超とチーム2位の打率成績をマークした。今年、非凡な打撃センスを見い出してくれた川相昌弘3軍監督(54)が2軍監督に就任。松原も支配下登録を勝ち取った。

 しかし、ここで大きな壁が。9月に入り盗塁失敗のミスが目立ち始め、同世代との食事会の席では「いつも不安の方がでかい、何もかも」と不安を吐露。支配下登録されたことが大きなプレッシャーになっているという。「やっと1軍に行ける権利を持ったんですけど、(1軍でプレーする)イメージが出来ない。食い込める武器がないです」と弱気を見せた。

 イースタン・リーグ4連覇がかかった9月18日のDeNA戦では、9回同点の場面で勝ち越し適時打を放ったが、その後走塁ミス。川相監督に「ああいう走塁を今年1年やってきたか。こういう勝負の世界は中後半端じゃいかんぞ」注意されると、「自分の甘さを克服しないと1軍では活躍できない」と心機一転。迎えた9月28日のリーグ最終戦の最終打席でイースタン・リーグ安打記を更新で意地を見せた。

 川相監督は「自分の持っている力を出せば(1軍でも)打てるんだと、そういう気持ちで自信にしていって欲しい」と語る。川相監督は今月7日に巨人2軍を退団。松原は「1軍で活躍するのが1番の恩返しだと思っているんで。もう一度川相監督に教わったことを見つめ直して、首位打者と盗塁王を狙いたいです」と言い切った。

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