【巨人】畠「先発をやりたい」自主トレを開始

スポーツ報知
ジャイアンツ球場の外野をランニングする畠(カメラ・矢口 亨)

 巨人の畠世周投手(24)が22日、先発再挑戦への意気込みを示した。クライマックスシリーズ(CS)最終ステージ(S)で広島に敗れてから2日間の休養を経て、この日からG球場で自主トレをスタート。今季は腰痛の影響で大きく出遅れたが、シーズン終盤の9月から1軍に合流すると、主にセットアッパーとして起用されてきた。来季に向けて「与えられた場所でやることが一番です」と話した上で「先発をやりたいという思いはあります」と話した。

 ルーキーイヤーの昨季は後半戦から頭角を現すと、先発ローテーションの一角として6勝(4敗)をマークしたが、今季はリリーフで9試合に登板し、2勝3ホールド、防御率2・79。CS最終S2戦目では、1点リードの7回から登板したが、8回2死から与えた四球をきっかけに、4失点で敗戦投手となった。その時について「しびれる場面で投げさせてもらった感謝の思いもありますが、悔しさもある。これを心に刻んでいかないといけない」と振り返った。

 貴重な経験を積んだことで、先発としての理想像も生まれた。ブルペンでの日々について聞かれると、「毎日肩を作ることは精神的にもきついですし、回復もできずに疲れがたまってくる感じでした」という。だからこそ「1イニングでも多く投げる投手になりたいです」。中継ぎ陣の負担を減らすことのできる先発になることが、新たな目標にもなった。

 この日はG球場でランニングメニューなどをこなした。今季限りで由伸監督は辞任し、来季は原辰徳氏が新監督に就任する見通しとなっている。「今年の経験はこれからに生きると思います」と畠。まずは秋季キャンプから、2年目右腕が存在感を発揮していく。(後藤 亮太)

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