【巨人】首脳陣15人退任 村田ヘッド「由伸を男にできず悔しい」

スポーツ報知
19日、広島に敗れファンにあいさつした村田ヘッドと高橋監督

 巨人が22日、来季コーチングスタッフを発表。18年の「由伸巨人」からは高橋監督を含め15人の首脳陣の退任が決まった。

 由伸監督の参謀役として16年からヘッドコーチを務めた村田真一ヘッド兼バッテリーコーチはこの日、都内で取材に応じ「由伸が辞めるときは俺も辞めると決めていた。一心同体と思ってやってきた。由伸を男にできなかったことが悔しくてしょうがない」と話し、優勝を逃した責任を取って退くことを明かした。シーズン中は「監督」と呼んできたが、この日は巨人の先輩の顔に戻っていた。

 村田氏は01年の引退後、巨人でコーチを務め、評論家生活を経て06年から13年間コーチとして巨人のユニホームを着続けた。「ヘッドとしてこの3年間、負けた時は選手も話したくない時もあるだろうし、俺がしゃべると思ってやってきた。選手としてもコーチとしてもいい野球人生だったけど、唯一悔しいのは由伸を男にできなかったこと」と改めて由伸巨人で優勝できなかったことを悔やんだ。

 この日は全コーチが球団幹部と都内で面談し、今季を振り返った。村田氏と同じく退団が決まった井端内野守備走塁コーチは「勝たないといけない世界。おまけのようなAクラスは負けと一緒。上が責任を取った以上、下も責任を取らないといけない」と話した。井端氏は同学年の由伸監督と同じ15年限りで現役を引退し、16年から1軍コーチとしてチームを支えてきた。

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