【巨人】ドラ2・増田、ポスト勇人に名乗り「必ず後継者になります」
スポーツ報知

巨人からドラフト2位指名を受けた明秀学園日立高の増田陸(りく)内野手(18)が26日、「プロでも積極的なバッティングの姿勢は変えずにいきたいです。必ず坂本選手の後継者になります」と、ポスト勇人に名乗りを上げた。
1番・遊撃で主将。高校通算34本塁打のパンチ力のある打撃と誰よりも声を出し、チームを鼓舞する姿は、まさに坂本2世だ。12年秋からチームを率いる金沢成奉監督(51)は、光星学院(現八戸学院光星)監督時代に坂本勇らを育てた名将だ。教え子の巨人2位指名に「感動した。坂本がいてくれるから心強いね」と、目を細めた。
初球からガンガン振っていく姿勢こそが、“金沢野球”だ。18年センバツ1回戦の瀬戸内戦に、1番で先発出場した増田は、試合開始のサイレンが鳴り終わる前に左翼フェンス直撃の長打を放った。初球からフルスイングでいく積極的なバッティングは、坂本勇を彷彿(ほうふつ)とさせた。「初球からフルスイングすることで甘い球を一発で仕留めるだけでなく、ピッチャーを動揺させることもできるので」と、心理戦も働かせた。
「今の期間に練習しておいた方がいい。待ってるわ」と、憧れの先輩からの激励を受けたという増田。運命の日から一夜明けたこの日の自主練習では後輩のノックに参加し、練習に励んだ。(森下 知玲)
◆増田 陸(ますだ・りく)2000年6月17日、大阪市此花区生まれ。18歳。春日出中では大阪福島シニアに所属し、早実・野村大樹(ソフトバンク3位指名)らとチームメート。明秀学園日立高では1年秋から遊撃のレギュラー。今春センバツでは1番打者として16強入りに貢献した。178センチ、80キロ。右投右打。