【巨人】中井を戦力外…今季70戦出場も1割台 今後は「これから」

巨人は26日、中井大介内野手(28)に来季の契約を結ばないことを通知したと発表した。ユーティリティープレーヤーとして今季も70試合に出場。ただ打撃では打率1割8分6厘、1本塁打、6打点といずれも昨季を下回った。今後については「これから考えます。やるにしても辞めるにしても納得する形で」と話すにとどめた。07年の高校生ドラフト3巡目で巨人に入団。15年には第83代4番も経験。17年9月26日のヤクルト戦(東京D)ではプロ野球史上初の球団通算1万号もマークしていた。
また、篠原慎平投手(28)、河野元貴捕手(27)、廖任磊(リャオ・レンレイ)投手(25)、育成の田中大輝投手(26)、育成の松沢裕介外野手(26)も戦力外通告を受けた。
台湾出身の廖は16年ドラフト7位で入団。ドラフト指名選手の身長と体重が明らかになった66年以降、最長身&最重量の身長201センチ、体重125キロの“スーパー隠し玉”として注目された。だが2年間で1軍昇格は果たせず。今季はイースタンで17試合に登板し、2勝0敗、防御率2・79だった。
◆中井 大介(なかい・だいすけ)1989年11月27日、三重県生まれ。28歳。宇治山田商から07年高校生ドラフト3巡目で巨人入り。プロ通算345試合に出場し、打率2割4分4厘、11本塁打、54打点。183センチ、88キロ。右投右打。背番号61。年俸2400万円。
◆廖 任磊(りゃお・れんれい)1993年8月30日、台湾生まれ。25歳。岡山共生高へ野球留学し、3年夏の岡山大会8強。高校卒業後に台湾へ戻り、開南大に入学し、16年6月に卒業。「新人選手選択会議規約」第1条の「高野連加盟の高校に在学した経験を持ち」に該当したため、同年ドラフト7位で巨人から指名を受けた。201センチ、125キロ。右投右打。背番号97。年俸720万円。