【巨人】ドラ1高橋優貴、5回7Kも初全国ならず

スポーツ報知
7回、ベンチ前で円陣を組む巨人ドラフト1位の八戸学院大・高橋(中)

◆明治神宮大会東北地区大学野球代表決定戦 ▽1回戦 東日本国際大4―3八戸学院大(28日・ヨーク開成山)

 巨人からドラフト1位で指名された八戸学院大の高橋優貴投手(21)が28日、球界を代表する投手を目指して、プロでリベンジすることを誓った。この日、明治神宮大会(11月9日開幕)出場をかけた東北地区代表決定戦(福島・郡山市)の東日本国際大戦に先発。5回を92球、7三振を奪ったが7安打2失点(自責1)で黒星を喫し、自身初の全国大会への道は閉ざされた。「(プロでは)チームを優勝に導ける投手になりたい」と話した。

 4回以外は走者を許し、自身の失策も失点に絡んだ。悔いが残るマウンド。それでも最速144キロとスライダーを軸に武器のスクリューでも三振を奪った。担当の柏田スカウトも「三振を取るには球が強く、変化球にキレがないといけない。春から変わらず最後までできている」とうなずいた。

 大学ラストゲームの舞台となったヨーク開成山は、かつて王、長嶋らがプレーし、原監督も現役時代に本塁打を放った巨人にゆかりの深い球場だ。この日の屈辱を胸に刻み、プロの舞台での糧にするしかない。

 「巨人・高橋優貴」として描く1年目の夢は新人王。「自分が活躍すれば、みんなが喜んでくれると思う。この悔しさを忘れないように。一から全部見直して、球界を代表する投手になるため、キャンプから戦力になれるように頑張りたい」と前を見据えた。(玉寄 穂波)

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