【巨人】菅野「もう一度という気持ち強かった」…智之に聞く

スポーツ報知
菅野智之

 プロ野球で最高の先発完投型投手に贈られる「沢村賞」の選考委員会(堀内恒夫委員長)が29日、都内で開催され、巨人・菅野智之投手(29)が満場一致で選出された。昨オフから公言してきた選考基準7項目を全てクリアし、史上5人目の2年連続受賞。リリーフとの分業制が進む中での10完投8完封に「いい伝統を継承したい」と完投型として決意を新たにし、さらなる進化を目指す覚悟を示した。

 ◆智之に聞く

 ―宣言通り、全項目クリアで沢村賞。

 「数字と戦うのはすごくつらいですし、今年は無理なんじゃないかと思う時もあったんですけど、去年味わった喜びをもう一度という気持ちが強かった」

 ―圧巻の成績を残した。

 「一番うれしいのは15勝できたこと。勝ち星だけは自分の力ではどうにもならない。長野さんがサヨナラを打った試合(9月28日DeNA戦の1―0完封)が印象に残っています」

 ―10完投。要因は。

 「コンディション管理。トレーナーさん、トレーニングコーチに本当に支えてもらって、裏方さんがいなければ僕はこの世界で生きていけないと思います」

 ―2年連続沢村賞は斎藤雅樹以来史上5人目。

 「斎藤さんであったり、歴代のピッチャーの方たちは僕よりもっとすごい成績ですし、正直、肩を並べたとは思っていない。どんな成績を残しても、もっともっとと思える自分がいます」

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