【巨人】木佐貫スカウト、ドラ3直江「育てます」

スポーツ報知
指名あいさつに訪れた木佐貫スカウト(右)と握手

 巨人からドラフト3位で指名された松商学園高の直江大輔投手(18)が2日、ミレニアム世代NO1投手に上り詰め、将来的な「沢村賞」の受賞を目標に掲げた。長野・松本市内の同校で指名あいさつを受けた最速145キロ右腕は、「誰からも認められる投手になって、そこ(沢村賞)を目指していきたい」と宣言。2000年生まれの同学年にはドラフト1位の大阪桐蔭高の根尾、金足農・吉田らスターぞろいだが、プロに入ったら横一線のスタート。世代最強投手となり、近未来の巨人を支えてみせる。

 来季からファーム投手コーチに就任する木佐貫洋スカウト(38)が、直江の将来性に太鼓判を押した。既にコーチとしても始動しているが、この日は担当スカウトとして長谷川スカウト部長とともに指名あいさつのため同校を訪問。同席した会見では「マウンドでの立ち居振る舞いや立ち姿がきれいですし、糸を引いたような真っすぐを投げる。先発完投型の投手を目指してほしい」と期待した。

 運命の糸で導かれていた。10月25日のドラフト会議の直前、既にファームコーチ就任が決まっていた木佐貫氏は、原監督から「直江を指名したら育てられるか」と問われ、「育てます」と即答。結果的に来季からはコーチと選手として対面することになり、直江も「ドラフト前に木佐貫さんが来年はコーチになると知っていたので、同じチームでいろいろと教わりたいなと思っていた。うれしいです」と照れ笑いを浮かべた。

 木佐貫氏は亜大から02年ドラフト自由枠で巨人入団。1年目には10勝を挙げ新人王を受賞するなど、プロ通算62勝をマークした。それでも「木佐貫の18歳より全然いいです」と笑いを誘い、「将来的には楽天の岸投手や、オリックスの金子投手みたいになってほしい」と期待した。

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