【巨人】重信慎之介、スライディング改造…伸ばす足変更、右から左に

　巨人の重信慎之介外野手（２５）が５日、走力アップへスライディング改造に乗り出す考えを明かした。

　ベースへ滑り込む際、これまでは右足を伸ばしてスライディングしていたが、これを左足に変更する。「歩幅でいえば左（で滑るの）がベストだったんですが、技術的にできていなかった。このキャンプではそこに挑戦したいと思っています」。この形で滑り込めばロスを削り出せるだけでなく、捕手からの送球に対して背中を向けることにもなり、けがの防止につなげる意図もあるという。

　現役時代に走塁のスペシャリストとして活躍した鈴木外野守備走塁コーチからは、来季の盗塁王獲得を期待されている。本人も「盗塁王を取りたい」ときっぱり。鈴木コーチは所用のため秋季キャンプは初日のみの参加となったが、「自分の体と向き合ってみろ」と助言をもらった。全身の連動を意識した、理にかなった体の使い方やトレーニング方法も伝授され、重信はキャンプ２日目以降も継続してきた。

　「（ベースランニングの）膨らみやターンなども、修正しないといけない部分がある」。チームＮＯ１の俊足にさらに磨きをかけ、神走塁を継承する。