【巨人】異例発表、MLB戦先発に高田萌生&2番手に大江竜聖

スポーツ報知
ブルペンで投球練習する大江(左)と高田

 巨人の高田萌生(ほうせい)投手(20)が6日、第3次原巨人の初陣となる8日の日米野球エキシビションゲーム・MLBオールスター戦(東京D)で先発することが決まった。ブルペンに視察に訪れた指揮官の一言で決定。2番手には左の大江竜聖投手(19)を指名し、未来の左右のWエース候補に白羽の矢が立った。

 異例の発表だった。高田、大江がブルペンのマウンドに立つと、それまで投手陣の投球を見ていた原監督が声を上げた。「投手コーチ、俺の希望を聞いてくれ。8日のMLB戦に高田が先発なら大江が2番手。2人で5回投げさせてほしい。高田が投げるなら大江も見たいね」。指揮官の鶴の一声で登板が決定。その場で“通告”を受けた2人にも緊張が走った。

 ともに2016年ドラフトで入団。1年目からファームで未来のエース候補として期待されただけに、原監督の指名も互いに切磋琢磨(せっさたくま)してほしいという親心だ。「近未来ジャイアンツを背負って立てるだけのものはある。結果がどうあれ、必ず身になる。(発表を)ストレートに言って彼らがどう受け止めているか」と話した。

 急な発表に驚きつつも、高田は「先発に指名していただいて光栄です。任されたイニングを投げたい」と決意。大江も「(高田に)負けられない気持ちはあるけど、自分の持っている力を出したい」と闘志を燃やした。

 当日はOBの松井秀喜氏がMLBのベースコーチを務める。宮本投手総合コーチは「松井もジャイアンツのことを一番心配していた。すごい若手がいますねと言わせたい。火を噴かせずに泡を吹かせてやりますよ!」と意気込む。自慢のフレッシュな投手をお披露目する。(玉寄 穂波)

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