【巨人】石川慎吾、仲の良い今村から特大弾「うれしい、一日一日が勝負」 

スポーツ報知
紅白戦の2回無死一塁、左中間に2ランを放った石川(カメラ・中島 傑)

◆巨人紅白戦 白組5―1紅組=7回制・特別ルール=(11日・サンマリン宮崎)

 巨人の石川慎吾外野手(25)が紅白戦で特大の2ランをたたき込んだ。0―0の2回1死。今村のカーブをとらえると、打球は左中間席の中段に飛び込んだ。「ノブ(今村)から打てたことがうれしい。仲がいいので。(新体制で)環境が変わった中で、このキャンプは大事。一日一日が勝負だと思っています」。3日の韓国・ハンファ戦での左越えソロに続き、この秋の実戦2本目のアーチとなった。

 原監督からは、秋季キャンプ中のキャプテンに指名された。後輩たちへ指示を飛ばすだけでなく、練習中には大声でヤジも飛ばすなど、盛り上げ役を買って出ている。「僕も7年目。来ている選手の中では上に立たされているし、やってきた自負はある。(指示することで)責任感は増すと思います」。そんな姿に指揮官も「外野でレギュラーポジションを取るというのは大変なこと。しかし、名乗りを上げているというところでしょう」とうなずいた。

 日本ハムから移籍1年目となった17年は出場99試合で5本塁打と存在感を示すも、今季は17試合で0発に終わった。打撃に磨きをかけるべく「近め(内角)の球を強く引っ張ること」をテーマに設定している。バットを振り込むことで手のひらは日に日にボロボロになっているが、へこたれない。「今年みたいな思いはしたくないし、優勝したい気持ちが強いです。若いのがもっともっと底上げしていかないといけない」。強い口調は、自らを奮い立たせているようだった。(尾形 圭亮)

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