【合同トライアウト】DeNA、元巨人・中井大介を獲得へ

スポーツ報知
元巨人・中井

 プロ野球で戦力外となった選手らを対象とした12球団合同トライアウトが13日、福岡・タマホームスタジアム筑後で行われ、48選手が参加した。前巨人・中井大介内野手(28)が前ヤクルト・成瀬から右中間二塁打を放つなど3打数1安打2四球とアピール。内、外野を守れパンチ力も健在の28歳にDeNAが獲得する方針を固めたことが分かった。

 DeNAが補強ポイントのひとつである右打ち野手の獲得を決めた。今オフ、後藤、田中浩が引退。二塁手は柴田、石川、倉本ら左打者が多く1軍の外野手も右打ちが少ないのが現状だ。主な右の代打も中川大だけにユーティリティーで打力もある中井に白羽の矢が立った模様だ。

 中井は11年目の今季こそ70試合で打率1割8分6厘、1本塁打、6打点に終わったが15年には「4番」も務めた。DeNAの編成担当が見守ったトライアウトではヤクルト・成瀬から右中間二塁打など1安打2四球。「対戦したこともあるのでイメージできた。これから先は自分の力ではどうにもできない。いい話を待ちたい」と話していたが、DeNAが近日中にも正式オファーする見込みだ。

 また、12年から3年間在籍していたBC富山・古村徹投手(25)を再獲得する方針も固めた。当時1軍登板はなかったが今年150キロをマークするなど実力が開花。中継ぎ左腕が戦力外から来季5年ぶりの古巣復帰となれば球界では異例だ。

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