【巨人】原監督「考える野球」若手に及第点

スポーツ報知
地元の女性ファンたちと笑顔で記念撮影に応じる原監督(カメラ・中島 傑)

 原監督が13日、宮崎秋季キャンプで行われた紅白戦で、テーマに掲げた「考える野球」に取り組んでいるナインに及第点を与えた。この日からベンチで指示を出し、選手がいかに意図を持って臨んでいるかを入念に確認。「打席に立って考えていることは、ほぼほぼ間違っていない。あとは精度」と話した。

 一例としては、紅組攻撃の5回無死三塁、打者・宇佐見の場面。左の強打者を迎え、原監督は遊撃手を前進させ、二塁手は定位置に守らせた。引っ張ってゴロなら1点というケース。宇佐見はどう出るか―。結果は三邪飛だったが、試合後に宇佐見から狙いを確認した指揮官は「(引っ張ってゴロと)そういうふうに打席に立ったと。考え方は正しい。あとは精度でしょう」と技術の向上を求めた。

 7回に適時失策で決勝点を与えた吉川尚にも、重信の足を警戒して打球に突っ込んだ末のファンブルに「積極性のあるプレーという点で、決して責めるものはない」と不問に。磨き方さえ間違わなければ光る原石。それが確認できた、意味の大きい実戦となった。(西村 茂展)

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