【巨人】“九州のゴジラ”ドラ5松井義弥、秀喜氏以来の球団生え抜き本塁打王が目標

スポーツ報知
仮契約を結んだ松井は、バットを手に意気込んだ(カメラ・小梶 亮一)

 巨人からドラフト5位指名された折尾愛真高・松井義弥内野手(18)が17日、球団生え抜きでは松井秀喜氏以来の「本塁打王」を目標に掲げた。北九州市内のホテルで契約金3500万円、年俸500万円(推定)で仮契約。背番号は松井氏の「55」に似た番号として「65」に決まった。

 「松井秀喜さんと同じ“いさご旅館”に泊まれたことはすごくうれしく思います」

 今夏の甲子園に北福岡代表として出場。第100回記念大会のため福岡から2校で宿舎が通常より多く必要となり、26年ぶりに出場校を受け入れた神戸市内の「ほてるISAGO神戸」に折尾愛真が宿泊。同じ場所に宿泊したのが松井秀喜氏らの星稜高だった。「九州のゴジラ」は運命を感じずにはいられなかった。

 「松井さんのサインやおかみさんとの写真が飾ってありました。目に焼きつけるというか、じっくり見ました。おかみさんが当時と同じ方で、肩を組んで松井さんと似たような写真を撮らせていただきました」

 5打席連続敬遠で大注目された星稜高時代の松井秀喜氏と同じおもてなしを受け、同じ空気を吸い、同じ巨人に入団。高校通算40発の左の大砲は「ジャイアンツの4番といえばやっぱり松井秀喜さん。将来は“何年連続”とか長距離砲としての記録をつくってみたいです」。ドラフト後には松井氏の本塁打集を動画で何度も研究し「えげつないです」と高い目標に定めた。

 色紙には力強く「ホームラン王」と記した。球団生え抜きでは2002年の松井秀喜氏以来。身長191センチの大砲が大志を胸にプロ入りする。(片岡 優帆)

 ◆松井 義弥(まつい・よしや)2000年6月18日、福岡・田川市生まれ。18歳。折尾愛真高3年夏に主将で同校を初の甲子園出場に導く。高校通算40本塁打。140キロの直球を投げる強肩とともに50メートル6秒1の俊足。191センチ、90キロ。右投左打。

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