【巨人】16年育成5位・松原の「大物感」担当記者のイチ押し

スポーツ報知
俊足巧打が持ち味の松原

 巨人は18日、KIRISHIMAヤマザクラ宮崎県総合運動公園での秋季キャンプを打ち上げた。練習後は野手キャプテンを務めた石川慎吾外野手(25)が選手代表であいさつし、三本締めを行った。来季、ブレイクの予感が漂う選手は? 今キャンプを密着取材したスポーツ報知の巨人担当記者が、それぞれ期待の大きいイチオシ選手を披露した。

 ◆初打席でMLB選抜からランニング本塁打…尾形圭亮記者

 謎の背番号59に、あの世界最強捕手モリーナも目を丸くした。「ランニングホームランの選手は侍ジャパンだろう。えっ? 違うの?」。8日のMLB選抜戦(東京D)。実質1軍デビュー戦となった松原が、その初打席で仰天の大技をかました。

 昨秋のキャンプは3ケタの背番号をつけ、育成野手で唯一の参加だった。「僕、緊張しいなんで…。1軍の試合で思い切ってできたのが、この秋の一番の収穫です」。仙台育英高時代は応援要員の控え部員。その後も明星大でプレーと日陰の道を歩んできたが、一気に強烈なスポットライトを浴びた。

 今やスーパースターとなった坂本勇も、もともとは外れ1位での入団だった。それがプロ1年目の中日戦、延長12回にベンチメンバーが底を突いた末に代打で送り出され、まさかの決勝打を放ってスター街道へ踏み出した。実力プラスアルファがものをいう世界。松原に期待せずにはいられない。

 ◆松原 聖弥(まつばら・せいや)1995年1月26日、大阪市生まれ。23歳。仙台育英高から首都大学リーグ2部の明星大に進み、2年春から5季連続ベストナイン。2016年育成ドラフト5位で巨人に入団。173センチ、72キロ。右投左打。年俸420万円。

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