【巨人】水野投手コーチ、今オフ課題にクイック特訓指令「ギアが下がらないように」

スポーツ報知
水野雄仁投手コーチ

 飛躍を目指す巨人若手投手陣に18日、今オフの課題の一つとして、セットポジション特訓指令が出た。秋季キャンプはこの日で打ち上げ。水野投手コーチは「とても楽しみな投手が多い」と総括した上で「大事なのは走者を出してセットになってから。走者を出しても走者なしの時と同じような投球をできるように練習してほしい」とし、クイック向上に高い意識で取り組むことを求めた。

 15日の韓国・ハンファとの練習試合。先発・高田は5回まで1人の走者も出さない完全投球。6回に初安打を許すと、この回4失点した。10三振は奪ったが、水野コーチは「走者を出したら変わる。5回までは素晴らしかったけど、シーズン中なら、それまでの好投も意味がない、となる」とあえて厳しく指摘した。

 高田に限らず、若手全体に共通した課題。水野コーチは「桜井や鍬原もそうだけど、みんないい球を投げる。走者を出さない投手はいないわけだから、走者が出てからギアが下がらないようにしてほしい。菅野智之は走者を出してギアが上がるんだから」と説明。今キャンプの練習では、クイック時の下半身のバランスを各選手と一緒に考えた。

 収穫も課題も見えた実戦漬けの秋季キャンプが終わり、今後は自主トレ期間に入る。(片岡 優帆)

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