【巨人】相川コーチインタビュー 小林へ「打てない」「リードに問題」すべて受け入れ信頼されろ

スポーツ報知
送球練習をする(左から)宇佐見、小林、大城を見つめる相川コーチ

 新生・原巨人の新コーチに方針などを聞くスポーツ報知の独占インタビュー。第4回は相川亮二バッテリーコーチ(42)。「いい捕手」に求める条件や、小林ら現在の捕手陣に足りない部分はどこなのか。また、来季から4年ぶりに捕手復帰する阿部に期待することとは。選手として23年間戦い、引退後に評論家として外側から野球界を見た経験も交えて、コーチングの理想を語った。(取材・構成=尾形 圭亮)

 相川コーチは横浜、ヤクルト、巨人の3球団で23年間プレーした。味方も敵も、たくさんの捕手を見てきたからこそ、いい捕手に求める条件はシンプルだ。

 「やっぱり『勝てる捕手』が『いい捕手』だと思います。そのためには、投手に信頼されて、言いたいことを心の中まで伝えられて、時には叱ってという捕手でなければいけない」

 今季、捕手陣では小林が最多の119試合に出場した。昨年の第4回WBCで正捕手を任されるなど着実にステップアップしているが、巨人の正捕手としてリーグ制覇した経験はまだない。

 「例えば小林にしたって『打てない』『リードに問題がある』と報道されたりするけど、そういうのも含めて全て受け入れて、変えていかないといけない。本当に、チームから信頼される捕手にならないと。物足りなさは、みんなが思っていると思うし、そういう面を改善していくことが、バッテリーコーチとしてできる可能な部分」

 秋季キャンプに参加した捕手は小林、大城、宇佐見、岸田の4人。原監督が「フラットに見ている」と横一線を強調しているように、小林が足踏みでもするようなら、立場は安泰ではなくなるだろう。

 「いい捕手や、追いかけてくる捕手はたくさんいる。十分に、他のキャッチャーでも可能だし、小林だけじゃない。コーチである以上、全員にチャンスを持ってもらいたい」

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