【巨人】ドラ6右腕・戸郷が仮契約 「ミレニアム世代」一番星誓う

スポーツ報知
父・健治さん(右)と握手する聖心ウルスラ学園・戸郷(左は母・ヒトミさん)

 巨人からドラフト6位で指名された聖心ウルスラ学園高の戸郷翔征投手(18)が19日、“ミレニアム世代”の白星一番乗りを目指す決意を明かした。2000年生まれの18歳は、宮崎・延岡市内で契約金3000万円、年俸500万円(推定)で仮契約。背番号は「68」に決定した。

 最速149キロを誇る右腕は、大阪桐蔭の根尾(中日1位)、藤原(ロッテ1位)、柿木(日本ハム5位)らが同級生に対抗心を燃やす。「一番乗りになりたいですね。一番が好きなんで。僕負けず嫌いなんですよ、すごい」とニヤリと笑った。

 野球部での長距離走でも、スタートからゴールまでトップで駆け抜け、負けなしを誇った。小学校の駅伝でも6年間1位。チームメートが野村克也氏の本を持っていると即座に借り、最初に読破した。極め付きは「戸郷」という名字。全国でも親戚しかいないという“オンリーワン”だ。

 幼い頃から、戸郷が生まれた2000年ドラフト1位の阿部に憧れた。「(球を)受けてほしいというのが目標」。巨人での10代初登板勝利となれば15年田口以来8人目。「できるだけ早く1軍で投げたい。ずっと巨人で過ごしたい」と未来を見据えた。(玉寄 穂波)

 ◆戸郷 翔征(とごう・しょうせい)2000年4月4日、宮崎・都城市生まれ。18歳。小1から野球を始め、妻ケ丘中2年から本格的に投手を始めた。聖心ウルスラ学園では2年夏の甲子園に出場。3年夏は宮崎大会準々決勝で敗退した。186センチ、72キロ。右投右打。

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