【巨人】獲得発表のビヤヌエバはこんな男

スポーツ報知
巨人入団が決まったビヤヌエバ

 巨人は、来季の新外国人選手として米メジャー、パドレスのクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(27)と契約が合意したと21日、発表した。基本年俸は200万ドル(約2億2500万円)前後となる模様で、背番号は「33」に内定。来年1月下旬に来日する予定だ。

 180センチ95キロ。がっしりとした体型から繰り出すパワーバッティングが売り物。今季4月末時点で打率3割2分1厘、8本塁打、19打点で、ア・リーグでエンゼルスの大谷翔平が受賞した3、4月の月間最優秀新人賞、ナ・リーグの受賞者となった。特に4月3日ロッキーズ戦では、広い本拠地ペトコ・パークでデビュー14試合目での1試合3発という史上3人目の快挙をマークし一躍スポットライトを浴びた。フォロースルーで右手を離すスイングは、通算696本塁打したAロッドのようであり、序盤戦の爆発に元日本ハムでパドレスのA・グリーン監督は「(今年殿堂入りした)V・ゲレーロを思い出した」コメントした。

 メキシコ出身でレンジャーズと契約したのは09年。12年カブス移籍で昇格の可能性があったが同じ三塁手で新人王、MVPを受賞するK・ブライアントが入団して芽が出なかった苦労人。昨年9月、9年目にしてパドレスでやっとメジャーに昇格した。本職は三塁だが、内野全ポジションと外野も守れるユーティリティープレーヤーでもある。

 8月22日に守備で右手中指を骨折し、その後故障者リスト入りし閉幕まで欠場した。オフに入ってカムバックを目指し、現在はメキシコのウインターリーグ、オブレゴンでプレー。10試合で打率2割2分2厘、1本塁打。

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