【巨人】元ソフトバンク山下を育成で獲得へ…高3夏決勝で星稜に8点差逆転負け経験の男

スポーツ報知
山下亜文

 巨人が、ソフトバンクを戦力外になった山下亜文投手(22)を獲得することが22日、分かった。16日にG球場で行われた入団テストで高評価を受けていた。メディカルチェックも通過し、総合的に判断した模様。育成契約となる見込みだ。

 先日のシート打撃では、打者9人に対して2奪三振をマーク。制球面に課題は残したが、左腕からの力強い真っすぐは印象的で、球団関係者は「支配下レベルの球を持っている」と評価していた。ソフトバンクではケガに泣かされ、思ったようにプレーできなかった経緯もあり、13日のトライアウトでは注視していた。3日後の入団テストでも問題なく投げ込む姿に、同関係者は「まだまだ若いし、成長したら楽しみだよ」と伸びしろを期待している。

 山下は、苦い経歴の持ち主。小松大谷出身で、3年夏の石川大会決勝では8点リードの9回、星稜に逆転サヨナラ負け。先発した山下は9回途中に足をつって降板している。そんな苦汁を飲んだ男が、巨人で望みをつないだ。今オフは例年以上に支配下枠を広げており、育成選手にとってはチャンスが広がる。今度こそ、ひのき舞台で輝く番だ。

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