【巨人】山口鉄也「一生の宝物になりました」別れに内海が号泣

スポーツ報知
引退セレモニーで内海(手前)から花束を受け取る山口鉄

 今季限りで現役引退した山口鉄也投手(35)のセレモニーが23日、東京Dの「ジャイアンツ・ファンフェスタ」内で行われた。同じく引退した西村、寺内、脇谷とともにスーツ姿でグラウンドへ。「夢の場所」という本拠地のマウンド、ファンに別れを告げた。

 「13年前に育成選手として入団しました。その時はまさか、自分がこの世界で13年もやれるとは思ってもいませんでした。入った時も今もこの東京ドームのマウンドは夢の場所でした。今日この場に立って改めて思いますが、この夢のような環境で最高のチームメートとともに最高のファンの方たちの前で野球ができたことは自分にとって一生の宝物になりました」

 育成選手として入団し巨人一筋13年。史上初の9年連続60試合登板、15年に史上初の250ホールドを達成した。通算642登板と長年ブルペンを支えた。この日は毎年一緒に自主トレして師匠と慕う先輩、内海から花束を贈られた。その内海は山口鉄のスピーチの間に号泣していた。

 「いつもマウンドに上がるのが不安でした。それでもスタンドから聞こえて来る大声援が不安をかき消して力をくれました」とファンに感謝し「本当に幸せな野球人生を送ることができました」と締めくくった。

巨人

×