【巨人】炭谷がFA加入明言、原監督との縁を語る「本当に光栄に思います」

スポーツ報知
巨人入りが決定的になった炭谷

 西武から海外FA権を行使した炭谷銀仁朗捕手(31)が24日、巨人入りを明言した。都内で取材に応じ、「野球人として新たな環境で挑戦して、いろいろな経験をしてひと回り、ふた回り大きくなりたい。今朝、ジャイアンツに連絡させてもらいました」と明かした。23日には渡辺SD兼編成部長と会談し、西武を退団する意向を伝えた。「常に(渡辺)SDからは会う度に『残ってくれ』と言われた。本当に感謝しています。決断したからには勝負の気持ちを忘れることなくやっていきたい」と話した。

 FA交渉解禁翌日となった16日、巨人と初交渉を行い、3年総額5億円超を提示された上に、原監督からのサプライズ・メッセージを受けた。「小学校低学年の頃かな? 最初にプロの試合に行ったのが東京ドームで巨人の試合。原さんの(背番号)8番を着て観戦した。縁があったんですかね。本当に光栄に思います」。原監督との“共演”は炭谷にとって憧れだった。

 今季は出場47試合で打率2割4分8厘にとどまったが、得点圏打率3割4分5厘の勝負強さに加え、13、17年はWBCに出場するなど経験は豊富だ。巨人の扇の要には、今季正捕手の小林や成長著しい大城、宇佐見や岸田らに加え、来季は阿部も4年ぶりに捕手に復帰する。ライバルは多いが、「『やったろう』という気持ち。自分の色を出しながら、原さんの求める野球の力になれるようにやりたい」と炭谷。新天地で新たなスタートを切る。(小林 圭太)

 ◆炭谷 銀仁朗(すみたに・ぎんじろう)1987年7月19日、京都府生まれ。31歳。平安高(現龍谷大平安高)から2005年高校生ドラフト1巡目で西武入団。06年は51年ぶりの高卒新人開幕マスク。堅守強肩を武器に09年から正捕手。18年から日本プロ野球選手会会長。181センチ、95キロ。右投右打。年俸1億1000万円。

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