【巨人】石川慎吾、36番でレギュラー獲りへ「外野手は、本当におっちゃんばっかりなので…」

スポーツ報知
契約更改を終えた石川慎吾(カメラ・生澤 英里香)

 巨人が来季に向けて背番号の大シャッフルを進めていることが28日、分かった。田中俊が「63」から「51」へ。畠は「28」から「31」へ。石川は「49」から「36」へ。他にも吉川大、桜井ら、現時点で背番号変更は9選手に達した。

 巨人の石川慎吾外野手(25)が28日、来季の外野レギュラー獲得へ闘志を燃やした。東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、400万円減の2100万円でサインした。現在の外野レギュラー格は、陽岱鋼、亀井、長野ら30代が多い。フレッシュな20代が加わるとチームの戦力アップにもなる。また来季から背番号「49」から「36」へ変更される。

 「外野手は、本当におっちゃんばっかりなので(笑い)。僕らの年代が『今日はちょっと休んでてください』と言えるようにならないと。技術、経験は『勝負します』『ライバルです』と言うことがおこがましいレベルだと思う。でも『今日は僕に任せてください』と言えるように頑張らないと。そういう覚悟はしてます」

 移籍2年目の今季は、イースタンで首位打者(打率3割3分6厘)、最高出塁率(4割1分2厘)と2部門のタイトルを獲得。だが、1軍では17試合、打率1割9分2厘だった。秋季キャンプでは、原監督から野手キャプテンに指名され、持ち前の明るさでチームを鼓舞。来季への期待は大きい。

 「自覚は出ました。任されたことに関しては『おまえ、ほんまちゃんとせぇよ』ということだと。行けと言われたときに、バン!と一発で結果を残すことが大事」と最後まで“慎吾節”がさく裂。持ち前のパワーと明るさを生かし、レギュラーを勝ち取る。(玉寄 穂波)

 ◆巨人の主な背番号36 1955~70年の国松彰、71~79年の柳田俊郎、93~96年の長嶋一茂ら野手が多かったが、00、01年の高橋尚成、08年の村田透(現日本ハム)ら投手もつけていた。

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