【巨人】田口が左のエース!90→28 5年目で初のダウンも…

スポーツ報知
契約更改を終えて笑顔を見せる田口

 田口は球団からの期待に結果で応えることを約束した。球団事務所で契約更改し、今季年俸9000万円から、1500万円減の7500万円でサイン。5年目で初のダウンとなったが、来季からは背番号が「90」から「28」に変更することが公表された。「左のエースナンバーだと僕は思っていますし、自分自身が新しい28番の伝統、実績を作れたら」と意気込んだ。

 16、17年と2年連続2ケタ勝利を挙げ、今季も先発ローテーションの軸として期待されながらも、2勝8敗に終わった。そうした中で、球団から提示されたのは、巨人では4年連続2ケタ勝利を記録するなどNPB通算116勝の新浦寿夫氏、球界では江夏豊氏らが背負った背番号だった。「今年の2勝8敗を思い出させる番号でもあるので、こういう悪い年もあったと思い返せるように。僕の中で大事にして、最終的に28は田口という番号にできたら」と前を向いた。

 今季左の先発陣ではベテランの内海に加え、今村が台頭。さらに秋季キャンプでは伸び盛りの大江も猛アピールした。ローテーション入りへ激しい競争となるが「全ての面でレベルアップして、何とか(先発ローテを)奪うという気持ちでいきたい。全ての項目でキャリアハイにしたいという気持ちです」と意気込んだ。(後藤 亮太)

 ◆巨人の主な背番号「28」

 ▼新浦寿夫(73~81年)ドラフト外で入団し76~79年、4年連続で2ケタ勝利をマーク。

 ▼阿波野秀幸(95~97年)近鉄にドラフト1位で入団し、1年目から4年連続で2ケタ勝利を挙げる。巨人に在籍していた3年間は主に中継ぎで活躍。

 ▼岡島秀樹(98~06年)日米6球団で22年間に通算815試合に登板し、55勝56セーブを挙げた。

 ▼金刃憲人(07~12年)1年目の07年、4連勝を含む前半戦で7勝を挙げた。

 ▼高木京介(13~16年)1年目の12年に23試合連続無失点でセ新人最多記録を塗り替えた。

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