【巨人】「不安はない。前だけを向いてやっていきたい」…佳浩に聞く

スポーツ報知
多くの報道陣に囲まれ、巨人移籍を表明した丸

 広島からFA宣言した丸佳浩外野手(29)が30日、巨人入りを表明した。

 年俸4億5000万円の5年契約(金額は推定)。球団初の2年連続MVPで広島の3連覇に貢献した強打者は「環境を変えて一から勝負する」と宣言。今季の39本塁打&97打点を超える40発&100打点で、巨人を5年ぶりのリーグ制覇へ導く決意を示した。MVP選手がその年オフにFAで国内球団に移籍するのは、99年の工藤公康、06年の小笠原道大以来。両者が加入した巨人はともに翌年優勝しており、V奪回へ最高のパーツが加わった。

 ◆佳浩に聞く

 ―決断した時期は。

 「昨日(29日)の夜です。(決めるまでは)いろいろ悩んで、一日の中でも残る、残らないと自問自答を繰り返していた」

 ―悩んだポイントは。

 「当然、11年やってきた(広島への)愛着がありますし、他球団の評価を聞いた時に、両球団とも非常に高い評価をいただいた。なおさら悩みました」

 ―ロッテには。

 「今朝、伝えました。井口監督に、直接」

 ―広島への思い。

 「家族のようなチーム。こういう雰囲気の球団はなかなかないと思う」

 ―今後の練習拠点は。

 「松田オーナーから12月中は(マツダスタジアムを)使っていいと言っていただいたので、ありがたく使わせてもらおうと思います」

 ―松田オーナーからは。

 「『今年までは応援しているから』と言っていただきました。年を越せば、もうそういうのは終わりやで、と(笑い)」

 ―巨人の印象は。

 「勝負強い印象のチーム。あんまり勝負強くない僕が行くのは…。でも、少しでもチームの力になれるように。一日でも早くなじめるようにしたい。背伸びしてプレースタイルを変えられる選手じゃない。自分ができることを精いっぱいやっていきたい」

 ―期待と不安、どちらが大きいか。

 「不安はあまりないです。僕自身、決めた方向を向いていますし、家族もついてきてくれる。多少負担をかけてしまうと思いますけど、前だけを向いてやっていきたい」

巨人

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