【巨人】長嶋さん、年内にも退院…外泊、外出許可出て自宅戻る

スポーツ報知
長嶋茂雄氏

 胆石の治療のため7月から入院している巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(82)が順調ならば年内にも退院する見通しであることが1日、明らかになった。この日、巨人のOB会総会(柴田勲会長)が都内のホテルで行われ、山口寿一オーナー(61)が、ミスターについて外泊、外出の許可が出され、自宅に戻っていることを報告。この後に受ける見込みの再検査の結果が順調なら「年内に退院ということになるとうかがっています」と明かした。

 胆石の治療のため入院していたミスターの明るい話題が届いた。懇親会の冒頭、壇上からあいさつを行った山口オーナーが近況を報告。長嶋氏に先月末に外出、外泊の許可が出され、現在は自宅に戻っているという。この後、再び病院に戻り検査を受け、結果が落ち着いたものならば正式に退院となる運びだ。山口オーナーは「肝心の胆石の方も落ち着いているということですので、順調にいけば年内に退院ということになるとうかがっています」と報告した。

 長嶋氏は11月10日、出身地の千葉・佐倉市で開かれた「長嶋茂雄少年野球教室」を欠席。胆石の治療の間に、他の体調不良が重なった影響もあったが「入院期間が延びた影響で、現在は少し弱った筋力を鍛えるリハビリに取り組んでいる」などとメッセージを寄せ、懸命にリハビリを続けていることを明かしていた。

 順調な回復ぶりを伝えられた原監督も「良かったよ。一時よりもはるかに上向きの状態でこられているということでね」と恩師の回復ぶりに胸をなで下ろした。また来季は球場に足を運んで、チームにゲキを飛ばしてくれる姿にも期待がかかる。

 また頸椎(けいつい)の一部を骨折し、8月から入院している読売新聞グループ本社の渡辺恒雄代表取締役主筆(92)の現状にも触れた。順調にリハビリを続けており、先週、今週と病院から出社して仕事を再開していることを改めて報告。「渡辺主筆もまだ病院と会社の往復ではありますけれども、追い追い退院ということになっていくというふうに思います」と説明した。

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