【巨人】岡本、来季は「3割40本120打点」球団史上3人目の偉業に挑む

スポーツ報知
大勢集まった子供たちの質問に笑顔で答える岡本(カメラ・泉 貫太)

 巨人の岡本和真内野手(22)が2日、来季は「打率3割、40本塁打、120打点」を目指す決意を示した。神奈川・相模原市で「第22回木戸会少年野球教室」に参加。球団では王貞治とラミレスしか達成していない高い目標を口にした。

 迷わず即答した。岡本は小学生に「来年の目標は何ですか」と聞かれ「3割、40本、120打点はいきたいな」とはっきり答えた。プライベートのことも含めて質問攻めにあう中、すぐに出てきたハイレベルな数字。それだけ強く胸に秘めているということだろう。

 今季は全143試合に出場し打率3割9厘、33本塁打、100打点。史上最年少で「3割、30本、100打点」を達成した。原監督は来季の4番に関して「競わせることはしない。来季も頼むぜ」と絶大な信頼で岡本に託す方針を明かしている。「3割、40本、120打点」は過去18人、巨人では76、77年の王貞治、08、10年のラミレスしか達成していない。指揮官の期待に応えるためにも、貪欲に高いハードルを設定した。

 広島から丸のFA移籍が決定。今季、出塁率4割6分8厘という驚異的な数字を残した左のスラッガーとクリーンアップを組むことが予想される。「ボール球を振らないし、すごいですよね。いろいろ聞いてみたいです」。これまで、中堅の守備位置で、岡本の打撃を正面から見続けてきた「丸の目」をフル活用。打撃論を交わして、飛躍への糧にしていく。

 現在の体重は103キロだという。「シーズン中にたくさん食べて増えるので、今は炭水化物を控えめにしています。オフに90キロ台まで落として、始まったらたくさん食べます」と自分に合った体調管理も万全だ。この日は金属バットで豪快な打撃を実演して大歓声を浴びた。子どもたちが憧れる若き主砲は、もっと進化する。(片岡 優帆)

 ◆王、ラミ以来のチーム3人目に

 シーズン3割、40本塁打、120打点をマークした打者は、13年のブランコ(D)、バレンティン(ヤ)まで、過去18人(22度)。日本人では、05年金本知憲(神)、松中信彦(ソ)の2人が最後。巨人打者で記録したのは

 年 打者  打 率 〈本〉 点
76王 貞治・325〈49〉123
77  〃 ・324〈50〉124
08ラミレス・319〈45〉125
10  〃 ・304〈49〉129
 王、ラミレスの2人(4度)だけ。

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