【巨人】亀井善行、日本一奪取へ“何でも屋”宣言「貢献したい」

スポーツ報知
契約更改を終え、来季に向けて意気込みを語った亀井(カメラ・森田 俊弥)

 巨人・亀井善行外野手(36)が3日、FAで巨人入りを表明した丸との共闘を約束。その上でチームの日本一奪取へ“何でも屋”を宣言した。この日、契約更改に臨み、1800万円増の7000万円でサイン(金額は推定)。外野手のライバルに対し「毎年毎年、補強はある。でも、自分の立場は変わらないし、うまくサポートして原監督を胴上げしたい」と言い切った。

 来年で37歳。“オヤG”に仲間入りした亀は、改心したようだ。個人よりもフォア・ザ・チーム。広島で同じ背番号9を背負っていた丸に対し「もしも巨人に来てくれるなら、9番をあげたっていい」とも話していた。「やっぱりすごい選手だからね」と認める存在で「とにかく、一緒に戦って日本一になることしか考えていない」と繰り返した。

 今季は2009年以来、9年ぶりに規定打席に到達。特に意識する得点圏打率は3割3分3厘と勝負強さが光った。来季は「代打だろうが守備固め、スタメンでも、いかにチームに貢献できるか。いや、貢献したい。それだけですね」と強調。「岡本のような若い選手がどんどん出てこられるよう、練習からどんどん助言していきたい」と“兼任コーチ”も担う覚悟にある。

 例年、1月は橋本到(楽天へ移籍)ら若手を引き連れて自主トレを行っていたが、今回は「自分の体をもう一度見直したい」と“孤独トレ”を選択。現役生活を1年でも長くするため、自分自身と闘って追い込むつもりだ。「1軍にいないと貢献することができないから」。初心に帰って、まずは開幕1軍を目指す。成長させてくれた原監督のため“何でも屋”の新たな挑戦が始まる。(水井 基博)

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