【巨人】岩隈、電撃決定 原監督「信頼関係があると自負している」世界一の絆

2018年12月7日6時0分  スポーツ報知
  • 巨人入りが決まった前マリナーズの岩隈(共同)
  • 第2回WBCで原監督(左)とタッチする岩隈
  • 巨人今オフの主な補強

 巨人は6日、米マリナーズを退団した岩隈久志投手(37)と来季の選手契約を結ぶことで合意したと発表した。8年ぶりの日本球界復帰となる。1年契約。後日、正式に契約した後に入団会見を行う。中島、ビヤヌエバ、炭谷、丸に続く今オフ補強第5弾。日米通算170勝(NPB107勝、MLB63勝)の豊富な経験を誇る右腕の加入を、09年第2回WBCでともに日の丸を背負った原監督も「胸を張って、思い切ってジャイアンツで戦ってもらいたい」と期待した。

 経験豊富な頼もしいベテラン右腕が、戦列に加わる。この日、球団は岩隈と来季の選手契約について合意に達したと発表した。原監督は「非常に強い味方が一人、チームに加わったという感想です。今まで培ったキャリアに、胸を張って、思い切ってジャイアンツで戦ってもらいたい」と吉報を喜んだ。

 岩隈は東京・堀越高から99年ドラフト5位で近鉄に入団。2年目となる01年にプロ初勝利を含む4勝を挙げるなど頭角を現し、05年から楽天に移籍。08年に2度目の最多勝に輝くなど、NPB通算107勝69敗、防御率3・25の成績を残した。12年1月にFAでマリナーズへ。13年に14勝、14年に15勝、16年に16勝と3度の2ケタ勝利を挙げた。「コントロール・アーティスト」とも称された緻密(ちみつ)な制球力で、17年までで通算63勝39敗、防御率3・42をマークした。

 17年秋に右肩の手術を受けた影響で今季のメジャー登板はなかったが、今年9月にはマイナーでのリハビリ登板で142キロを計測するなど、順調な回復ぶりを見せている。自由契約となった際にマ軍のコーチ就任の提案を断り、日本球界復帰を視野に現役続行を選択。巨人側も回復具合も含めて慎重に調査を進めていたが、来季の戦力になると判断した。岩隈の古巣、楽天などとの争奪戦を制する形となった。

 原監督にとっても、岩隈は思い入れの深い選手の一人だ。指揮を執った09年の第2回WBCでは決勝・韓国戦を託すなど、松坂と並ぶエース格に指名。世界一を勝ち取った。再び手を取り合うことになり「いろんな意味で岩隈とは信頼関係があると自負しています」という原監督の言葉にも強い絆を感じさせる。

 起用法について原監督は「私の中ではスターター一本で、チームの一員として戦ってもらいたい」と先発起用を明言した。開幕投手が内定しているエース・菅野のほか、ローテ候補には山口、田口、今村、メルセデス、ヤングマン、内海、野上、高田、大江、ドラフト1位・高橋と多士済々。ハイレベルな競争を勝ち抜き、5年ぶりのセ・リーグ覇権奪回に貢献する。

 ◆岩隈 久志(いわくま・ひさし)1981年4月12日、東京・東大和市生まれ。37歳。堀越高から99年のドラフト5位で近鉄入団。04年に15勝を挙げ、最多勝。05年から球団創設1年目の楽天に所属。08年には21勝4敗、防御率1・87で最多勝、最優秀防御率などのタイトルを獲得し、パMVP、沢村賞。海外FA権を行使して、12年にマリナーズに移籍。15年にはノーヒットノーランを達成。17年9月に右肩の手術を受け、18年はマイナー契約。191センチ、95キロ。右投右打。

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