【巨人】炭谷銀仁朗、打率2割8分を自らに厳命!恐怖の8番へ「打たないと」

スポーツ報知
来季は打率2割8分を目指す炭谷

 西武から巨人にFA移籍した炭谷銀仁朗捕手(31)が8日、来季の目標に“原ノルマ”を上回る打率2割8分を自らに厳命した。入団会見では原監督から「2割5分打ってほしい」と言われていたが、炭谷は「2割8分は打つつもりでいます。打ったことはないですけど、打たないとダメだと思う」。指揮官の期待をさらに上回る成績を目指す。

 西武でのキャリアハイは17年の打率2割5分1厘で、今季も同2割4分8厘だが、「試合に使ってもらうためには、守備の部分だけではなく、打撃でもしっかりと結果を残していかないといけない」と気を引き締めた。

 炭谷が“恐怖の8番打者”となれば、それだけチームの得点力も上がる。今シーズン序盤、8番の小林が一時打率リーグトップに躍り出た時は、下位打線から好機を作り出し、1番・坂本勇ら上位打線が走者をかえすパターンで4月だけで6試合も2ケタ得点が生まれた。

 来季はFAで丸が加入することで、坂本勇、岡本と上位打線には好打者がそろう。さらに原監督が初めて指揮官を務めた02年、巨人は8番打者の打率が2割9分1厘だった。140試合中56試合で8番に座った阿部は、この打順で打率3割4分5厘をマーク。圧倒的な攻撃力でリーグ制覇しただけに、炭谷も「いい打者が多いので、自分の打率がよければ、それだけ得点のチャンスは増える」と意気込んだ。

 この日は京都市内で自身の後援会が主催する激励会に出席し、恩師の龍谷大平安・原田監督からは新天地での戦いにエールを送られた。「チームの優勝に貢献出来るように」と炭谷。守りだけではない。打撃でも原巨人に欠かせない存在となる。(後藤 亮太)

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