【巨人】菅野、原監督に「20勝します!」坂本指名に「親族を代表して…」

スポーツ報知
原監督の殿堂入りパーティーで花束を手渡した菅野(右)と坂本勇(左、カメラ・橋口 真)

 巨人の菅野智之投手(29)が10日、原監督の殿堂入りを祝う会で「20勝」を宣言した。壇上で「親族代表」としてあいさつした後、指揮官から「来年は何勝するんだ」と聞かれて答えた。菅野の前には前主将の阿部慎之助内野手(39)、現主将の坂本勇人内野手(29)もスピーチ。チームリーダー3人の豪華「リレートーク」で、それぞれが来季のV奪回への思いを明かした。

 サプライズで大役が回ってきた。菅野は坂本勇から「甥っ子に締めてもらいます」とあいさつをバトンタッチされた。出席していた現役選手、コーチ全員が壇上に上がる中、阿部、坂本勇に次いでスピーチ。「親族を代表して…」と切り出し、祝辞を述べた。

 菅野「僕は0歳から監督に、育ててもらってはいないですけど、面倒を見てもらい、いろんなご縁があってジャイアンツに入ることができました。こうやってもう一度監督に戻られたというのは僕も縁を感じていますし、自分自身も(原監督が離れた)この3年間で成長したという自負があるので、何とか力になれるように頑張っていきます」

 坂本勇が「僕は19歳から原監督に使ってもらい、ここまで成長することができました」と話したことにかけるように「0歳から…」とあいさつ。力強く、完璧に決意表明したが、これだけでは終わらなかった。

 菅野の真横に立って聞いていた原監督から「来年、何勝するんだ」とけん制球が投げ込まれた。司会者が改めてその声をマイクでリピートし、場内に紹介。菅野は「20勝します!」と声を大にした。壇上に並んでいた宮本投手総合コーチは菅野のほうを向き最敬礼。今オフ、既に来季の目標として「20勝」は公言していたが、力強い宣言に560人が集まった会場は盛大な拍手に包まれた。

 選手、コーチが降壇した後、改めて主将の坂本勇と選手会長の菅野が登壇し、原監督に花束贈呈した。投打の大黒柱を中心に、日本一奪回へ決意を新たにした。(片岡 優帆)

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