【巨人】「闘志を前面に出して、泥臭くやっていければ」…丸に聞く

スポーツ報知
入団会見が行われる会見場に入り壇上に向かう丸(カメラ・矢口 亨)

 広島から国内フリーエージェント(FA)権を行使し巨人に移籍した丸佳浩外野手(29)が11日、都内のホテルで入団会見を行った。

 年俸4億5000万円の5年契約、契約金や出来高などを含む総額25億5000万円(金額は推定)。背番号は原監督が現役時代に背負った「8」に決まった。幼少期から巨人ファンで、東京Dでプレーすることが夢だったという2年連続リーグMVPは「今季の数字以上のものを来季も」と意気込んだ。同席した原監督も「本当の意味で来季へスタートが切れた」と戦力拡大に手応えを明かした。

 ◆丸に聞く

 ―今の気持ちは。

 「チームの勝利に貢献できるプレーをしていきたい」

 ―交渉で響いた言葉は。

 「『今まで広島でやってきたいいことをジャイアンツにもぜひ取り入れるようにしてほしい』とも言われ、今まで11年間カープでやってきたことを持ってこれたらと思いました」

 ―FA移籍の重圧は感じるか。

 「皆さんの期待はひしひしと感じていますけど、自分の中ではプラス思考に捉えている。試合が始まったら今まで通り戦っていきたい。今のところはそういう不安はない」

 ―会見で原監督は巨人でも11年プレーしてほしいと言っていた。理想は。

 「持ち味は、走攻守。どの部門でも高いプレーを期待されているので、まずは走攻守、3拍子そろった選手で長く出られたら理想かなと思っています」

 ―ジャイアンツファンへひと言。

 「来季からよろしくお願いします。なかなか派手なプレーはできないと思いますけど、闘志を前面に出して、泥臭くやっていければ。応援の方よろしくお願いいたします」

 ◆原監督に聞く

 ―丸の入団について率直な気持ちを。

 「来季に向けてきちんとスタートが切れたと思います。オーダーとしても、中心選手として(やってほしい)。非常に楽しみになりました」

 ―背番号も8番を継承した。

 「僕も非常に親しみがある。8番を背負って戦うということで私も非常にうれしいと感じています」

 ―入団交渉にも直接出馬した。

 「僕が感じたのは、野球に対してフレッシュである、と。2年連続でMVPという称号を持っていながらひたむきに、練習環境、あるいはトレーナー、そういう自分のメンテナンス、練習の環境を非常に聞いてきた。(プレー面以外の)違った魅力を感じました」

 ―交渉時の口説き文句は。

 「『新しい環境でもう一度、自分の野球というものに真摯(しんし)に取り組んでほしい、その後押しはする』とは言いましたね」

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