【巨人】内海哲也「上原さんのように」現役こだわる…現状維持1億円サイン

スポーツ報知
取材に応じる内海

 巨人の内海哲也投手(36)は現状維持1億円(金額は推定)でサイン。「1年でも長く」現役を目指す覚悟を示した。

 完全復活への手応えを得たシーズンでも、内海は満足していない。1年でも長く現役をやるため、視線は既に来季へ向いていた。今季限りで杉内、脇谷、後輩の寺内、山口鉄、西村が現役引退。そのことを聞かれると覚悟を口にした。

 「そういう球団の流れは分かっていますけど、何とかそういう風(かぜ)に負けず、上原さんのように長く現役ができるようにしたい。先のことを見てもしょうがない。1年1年の積み重ねだと思うので、まずは悔いのないシーズンを来年過ごせるようにしたい」

 プロ15年目の今季は5月から1軍昇格し、15登板で5勝5敗、防御率4.17。4年ぶりの完投、完封勝利を挙げ、7月末まで防御率2点台前半と好調を維持したが「シーズン後半になるにつれて打たれ出して」と反省の方が多いという。

 来年4月に37歳になる。チームには1歳年上の岩隈が加入。内海にとって09年WBCでともに戦った先輩だ。「すごい投手。いろいろ聞きたい」とさまざまな面の吸収に意欲を見せた。

 この日は現状維持の1億円でサイン。「原監督の目に留まって、内海を使ってみようと思ってもらえるようにアピールしたい。そのための体づくりをします」と力強く決意を示した。

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