巨人・岡本「想像できなかった」他競技の一流選手と交流「楽しみ」…報知プロスポーツ大賞

スポーツ報知
4月1日の阪神戦、逆転3ランを放ってガッツポーズする岡本

◆2018報知プロスポーツ大賞・フレッシュ賞 岡本和真(野球)

 報知新聞社制定「2018報知プロスポーツ大賞」の受賞者が17日、決定し、「フレッシュ賞」は巨人の岡本和真内野手(22)ら2選手が選ばれた。岡本は高卒4年目の今季、全143試合に出場、史上最年少で「3割、30本、100打点」を達成し、大きな飛躍を遂げた。表彰式は今月下旬、都内で行われる。

 吉報を耳にすると、頬を緩めた。フレッシュ賞を受賞した巨人の第89代4番の岡本は、「素直にうれしいです。去年の自分では想像できなかったことですし、想像してもいなかったです。大変光栄に思います」と、笑みを浮かべた。

 初めて4番に座った6月2日のオリックス戦(京セラD)で自身初の2ケタ本塁打となる10号ソロを放った。その後はシーズン通して4番に君臨。シーズン最終戦の10月9日・阪神戦(甲子園)で2アーチ、計3打点を記録し、史上最年少22歳で「打率3割・30本塁打・100打点」を達成。今季は3割9厘、33本塁打、100打点だった。過去3年との違いについて、「毎日試合があるのでそこにおける切り替えはできるようになりました」とうなずいた。

 11月には侍ジャパンにも初選出。ともに戦ったパ本塁打王(47本塁打)の山川からは、「バットの芯に当てるのがうまいから逆方向にも長打を打てる。打とうと思ったら40本打てる」と、太鼓判を押された。

 報知プロスポーツ大賞の授賞式では、他のスポーツ界の一流選手と対面する機会がある。「他競技の方々とお会いできるのが楽しみです。いろいろなことを聞いてみたいです」。来季目標の「3割、40本、120打点」に向けて、「このような賞に恥じない成績を残していきたいです。来年は今年の数字のはるか上にいけるように頑張ります」。岡本はまだまだ進化を続けていく。(後藤 亮太)

 ◆岡本 和真(おかもと・かずま)1996年6月30日、奈良県生まれ。22歳。智弁学園高では1年秋から4番。3年の春夏に甲子園出場し、春には1試合2本塁打を記録。高校通算73本塁打。2014年ドラフト1位で巨人入団。15年9月5日のDeNA戦(横浜)、代打でプロ初安打初本塁打を記録した。プロ通算178試合で打率2割9分6厘、34本塁打、106打点。185センチ、96キロ。右投右打。今季年俸1200万円。

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