【巨人】菅野、原監督の復帰に「恩返ししたい」若手には「自主性を高めて」

巨人の菅野智之投手(29)が17日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2億円アップの年俸6億5000万円(金額は推定)でサインした。球団史上最高だった松井秀喜の6億1000万円を超え、佐々木主浩(横浜)に並んでNPBの日本人史上最高年俸。絶対エースは「将来的に10億円もらう選手がいてもおかしくない」とし、2020年東京五輪、その先の野球界発展のため、前人未到の夢の領域を目指す決意を示した。
年俸が日本人最高の6億5000万円にアップした巨人の菅野智之投手(29)は、来季へ向けての抱負も語った。
―入団時の指揮官、原監督が4年ぶりに復帰する。
「やるべきことは変わらないです。今の自分があるのは原監督のお陰。監督をやられていた時(15年まで)はまだまだ、全然いい投手じゃなかったなと。この3年間で自分も成長したという自負がありますし、力になれるという自信もあるので、しっかり期待に応えて恩返しをしたいです」
―来季、背番号「19」から「18」に変更となる。
「つけてプレーしてみないと分からないですけど、ここまでジャイアンツで一線でやってきたという思いもありますし、もちろん18番というのは偉大な先輩が築き上げてきたものがあって、想像できないようなプレッシャーがあるのかもしれないですけど、そういうものとも僕はたくさん闘ってきたつもりでいます。何か心境の変化があるかと言われたら特にないですし、今まで通りやるだけです」
―若い選手を見て感じること、求めたいことは。
「人と同じ練習、同じメニューをやっていてもうまくならない。そんな中でそれぞれ違う意識を持ってほしいなと。グラウンドだけが練習じゃない。ホテルに帰って部屋に帰ってからも練習ですし、自主性を高めてほしいと思います」
―来季に向け。
「劇的に何かを変えることは難しいので、ピッチング一つ一つの精度を上げることしかできない。コンディションをしっかり整えることが一番だと思います」