【巨人】田原、幻惑チェンジアップ「シンカーと投げ分ける」
スポーツ報知

巨人の田原誠次投手(29)が、新たな試みとしてチェンジアップとシンカーの投げ分けに挑戦している。
「自分は三振を取れるタイプじゃないですし、いかに球数を少なくできるか。チェンジアップとシンカーを投げ分けることができればと思って、いろいろ試しながらやっています」
右のサイドスローでは、元ヤクルト・高津臣吾氏や元西武・潮崎哲也氏らシンカーの使い手が多い。田原も今年までシンカーを得意としていたが、投球の幅をさらに広げるために試行錯誤。横投げでは高度な技術を必要とするチェンジアップとの併用を検討中だ。「毎試合20球も30球も投げていたら毎日投げることができない。1球1球を大事に投げていきたいです」
今季は29登板で2勝0敗、防御率2.56。プロ通算197登板中、196試合が救援というリリーフ右腕は来季、自身3年ぶりの60登板が期待される。2種類の落ちる系を操ることができれば、相手打者をこれまで以上に幻惑できそうだ。(片岡 優帆)