【巨人】岡本、あこがれ高級車ゲットもズボンがビリッ…頑健な下半身「成果」

スポーツ報知
ヤナセ・プロ野球MVP賞を受賞し、体をかがめて車に乗り込む岡本(カメラ・泉 貫太)

 巨人の岡本和真内野手(22)が27日、「2018 ヤナセ・プロ野球MVP賞」を初受賞し、都内で表彰式に出席した。今オフは下半身を主にトレーニング中。イベント中にはズボンの股部分が破れるハプニングにも見舞われたが「成果が出たのかな」とニヤリ。「ベンツのように、けがをしない丈夫な体で来年も1年間戦い抜けるように」と来季は頑丈な肉体をフル稼働させ、シーズンを通して4番に君臨し続ける決意を示した。

 頑丈でエレガントな“ご褒美”が、岡本を奮い立たせた。「2018 ヤナセ・プロ野球MVP賞」に輝いた22歳に、ヤナセ社から最新車種の「メルセデス・ベンツ Aクラス(A180スタイル)」が贈られた。車両本体価格は税込み362万円―憧れの高級車だ。

 「ベンツのようにけがをしない、丈夫な体で来年も1年間戦い抜けるように頑張ります。そして、来年は優勝してEクラスをもらえるように頑張ります」

 今季は第89代4番として、史上最年少で「3割・30本・100打点」を達成。来季は、過去に球団では中島治康、川上哲治、松井秀喜、ラミレスの4人(8度)だけが成し遂げた「全試合4番」が目標だ。「下半身の粘りが基本」と走り込みやウェートトレで鍛錬する。

 成長の一端は意外な形で表れた。「あ、ズボンが破れた」。股部分がビリビリ…。イベントの写真撮影中、車から降りた瞬間にまさかのアクシデントが発生。赤面したが、前向きに捉え「成果が出てるのかな」と頑健な下半身を実感した。

 先制打へのこだわりも見せた。今季は打率3割9厘をマークしたが、第1打席では同2割5分6厘と低調。初回では同2割3分6厘だった。「初回に回ってきたチャンスで打てないことが多かった。もっと初回に点を取れれば楽な、有利な展開で進められる。しっかりそこでかえせるように打っていきたい」。打棒がいきなり全開ならば、脅威も増す。

 前日26日は「フレッシュ賞」を受賞した「2018 報知プロスポーツ大賞」を体調不良のため欠席。点滴治療で復活し、この日は午前中からG球場で練習した。今季は全試合出場を達成したが、最後の最後で“離脱”してしまい「すみませんでした」と報道陣への謝罪も欠かさなかった。今季を漢字1文字で「勉」と総括。「優勝すること、勝つことは難しいですし、打てない時も打てる時もいろいろ勉強させてもらった1年でした」。頑丈な肉体を駆使して勝利に導き、ベンツのように品格に満ちた4番に君臨する。(玉寄 穂波)

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