【巨人】上原浩治、自主トレ打ち上げ「順調も順調」遠投70メートル

スポーツ報知
巨人と再契約した上原は順調な回復ぶりを自主トレで見せる

 巨人と再契約した上原浩治投手(43)が28日、都内で行ってきた年内の自主トレを打ち上げた。「順調も順調ですよ」と、10月下旬にクリーニング手術した左膝の状態が良く、想定以上に練習を行えていることを明かした。

 寒風吹きすさぶ中、上原は大粒の汗をたらしながら、走り込んでいた。9日に自宅のある米国から帰国し、10日に都内で始めた自主トレからジョギングをスタート。この日は速度を上げたランニングを行っていた。その動きには左膝をかばう様子は見られなかった。

 キャッチボールの出来具合からも順調さがうかがえた。「当初は年内に50メートル投げられればいいかなと思っていた」が、この日は距離を70メートルまで伸ばし、低めに制球された球を30球ほど投げた。距離を20メートルほどに縮めると、平地ではあるものの、キレとスピードのある投球を30球披露した。

 「まだ高い段差の上り下りの際の痛みや、動きへの怖さもある」と患部について口にしたものの、執刀医からの動きの制限も現状ではないほど状態はいい。トレーニングは自宅などでも続け、年明けも例年通り元旦始動予定。上原の来季に明るい兆しが見えている。(柳田寧子)

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