【巨人】菅野智之が2018年“報知の顔”高橋由伸前監督を抑え2連覇!

スポーツ報知
10月14日、セ・CS第1Sのヤクルト戦でノーヒットノーランを達成し、小林(手前)と抱き合って喜ぶ菅野

 今年もやります、スポーツ報知1面大賞! 2018年も残すところあと1日となった。本紙では、今年1面の登場回数を集計。今年の“報知の顔”となったのはやはり、巨人・菅野智之投手(29)。2年連続沢村賞など今年も圧倒的な力を見せたほか、球団史上最高額を勝ち取った契約更改まで25回の1面ジャックで、高橋由伸前監督(43)をハナ差で抑え、2連覇を達成。そんな今年1年を、巨人担当が座談会で振り返った。

 デスク(以下デ)「今年も菅野が2連覇達成か」

 西村サブキャップ(以下西)「投げた試合はやはり、ほぼ1面という感じでした。2年連続の沢村賞は基準7項目を全てクリアしての偉業です。CS第1Sでも、ポストシーズン史上初のノーヒットノーランという離れ業。2年連続の1面大賞に誰も異論はないでしょうね」

 片岡投手担当(以下片)「菅野は『勝った時も負けた時も絶対にマスコミ対応をする』というのが本人の決めごと。たとえどんなに悔しい負け方をしても、無言で帰ったことは一度もありません」

 デ「言葉に説得力がある。勝てなかったり、試合のない移動日なんかでも1面にしたいと思わせるんだよな」

 片「ファンの方が1番知りたいのはやっぱり選手の考えですよ。そこは本人も『正確に伝えて欲しい。記者の方もプロでしょ?』と言われるたび、ドキッとさせられます…」

 デ「6位以下が2桁に乗らないのはちょっと寂しいな。特に坂本勇が8回、阿部が3回は意外なほど少なかった」

 後藤野手担当(以下後)「勇人で言えば、後半戦早々にけがで1か月離脱してしまったのが痛かったです。チームにとっても当然ですが、我々にとっても…」

 尾形野手担当「阿部さんはトークショーなどオフのイベントのたび『明日の報知は今日のことがでっかく載るから買ってね』と宣伝してくれるのですが…。期待に応えられない私の責任です」

 デ「今年は平昌五輪やサッカーW杯もあったし、野球以外のイベントが1面になるケースも多かったから仕方ないか」

 一同「そだねー」

 デ「開き直るなよ…ってもうスペースがない! 最後は明るく締めよう。岡本が前年5回(8位)から23回(3位)の大躍進。1年間4番を任される19年はいよいよ大賞の座を…」

 後「岡本は今年は謙虚がテーマだったのか、実は『大きくしないで』『1面はやめて』の連続でしたが、こちらからすればそれは無理という活躍ぶり。鼻が伸びない姿勢はオフも変わらず、来年も期待できますよ」

 西「指揮を執る原監督も大本命と言えるでしょう。秋のキャンプでは様々なアイデアで、1面連発でした」

 デ「来年の秋は胴上げされる原監督のとびっきりの笑顔で、1面を飾ってもらいたいね」

 ◆1面はどう決める? ペナントレースの期間中ならば、各球場の試合経過を見届けながら、野球担当部署のデスクが現場の記者と打ち合わせを繰り返した上で1面候補をリストアップ。一般スポーツ、芸能、競馬などのトップニュースと比較し、編集局次長が最終決断する。1面は「顔」であるだけに、その選択が駅やコンビニでの売れ行きを大きく左右する。昨今は海外スポーツで日本人が活躍することも多く、24時を過ぎて内容が大きく変わることも日常茶飯事だ。

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