【巨人】阿部慎之助、4年ぶり捕手へ不安払しょく 自宅で阿部キャノン

スポーツ報知
巨人・阿部

 巨人の阿部慎之助内野手(39)が30日、4年ぶりの捕手復帰に向けて、“ホームワーク”を行うことを宣言した。すでにミットを使用したキャッチボールやマシンでの捕球練習をこなしているが、ブランクを埋めるために、自宅でもトレーニングを行う。「家に子供用に買ったティーネットがあるから、そこでネットスローだな。やっぱり肩の準備は大事」とうなずいた。

 復肩に向けては一日も欠かすことなく練習を継続して行う必要がある。そこで着目したのが、自宅内に設置してあるティー打撃用ネット。もとは野球を始めた第3子の長男(小1)が自宅の中でも打撃練習が出来るように購入したものだったが、「4年ぶりの捕手で不安もある。払しょくするには鍛錬しかない」と、自身の“ホームワーク”にも活用していくつもりだ。

 現状では、捕手としてはFAで加入する炭谷、小林に続く「3番手か4番手」と分析しているが、「1番を目指してやりたい」と話すなど、並々ならぬ闘志を燃やしている。G球場での自主トレ中には捕手の位置から二塁への送球練習も行うなど、入念に肩を作っている。

 2月1日のキャンプインから始まるレギュラー争いに向けて勝負は始まっている。「老体にムチを打って頑張るよ」と背番号10。捕手・阿部がチームに与える影響が大きいことは、もちろん自覚している。だからこそ、自宅にいる時間も惜しむことなく、正月返上で練習に費やす。(後藤 亮太)

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